本学部では、優秀な成績を収めた学生及びその行為が社会的に高く評価される等、生命環境学部学生の模範となりうると認められた学生に対し学生表彰を行っております。
令和7年度は、37名の学生が対象となり、4月9日(木)に1~3年次生(2~4年次在学中)の成績優秀賞24名、活動優秀賞5名の表彰を行いました(4年次生(卒業生)の成績優秀賞8名については、3月19日(木)に表彰を行いました)。
学生表彰者のみなさんを紹介します。
(卒業生)
【成績優秀賞】
生命工学科 伊藤 愛華さん、長田 健吾さん
地域食物科学科 奥谷 紗帆さん、若月 和信さん
環境科学科 太田 裕貴さん、渡邉 琴弓さん
地域社会システム学科 清水 倖さん、鈴木 優莉さん
(在学生)
【成績優秀賞】
生命工学科 佐野 晴哉さん、萩原 由奈さん
大川 留依さん、堀田 千夏さん
穐山 佳歩さん、小澤 佑月さん
地域食物科学科 勝又 さくらさん、辻 宗宏さん
後上 ひかるさん、白土 誠鷹さん
佐々木 美空さん、松澤 穂乃花さん
環境科学科 長谷川 実咲さん、福山 胡太朗さん
佐々木 美奈さん、中原 翔太さん
関矢 彩生さん、本多 杏花さん
地域社会システム学科 石丸 賛さん、三井 幸乃さん
堀内 彩夏さん、杉本 吏輝さん
入戸野 琴心さん、近藤 舞さん
【活動優秀賞】
地域社会システム学科 北野 日陽さん、中村 玲亜さん、三井 幸乃さん
安部 穂乃加さん、鈴木 あかりさん
令和8年3月9日(月)~11日(水)、中央大学多摩キャンパスで開催された「第60回日本水環境学会年会」において、本学生命環境学部環境科学科4年の小倉勇輝さんが「年会学生ポスター発表賞(ライオン賞)(優秀賞)」を受賞しました。
この賞は、学部生、高専生、短大生が行う優秀なポスター発表に対して表彰されるもので、126名のうち16名が受賞しました。
受賞内容は以下の通りです。
受 賞 者:生命環境学部環境科学科4年 小倉勇輝さん
指導教員:亀井樹 環境科学科・国際流域環境研究センター助教
題 目:水素酸化脱窒汚泥の養魚飼料化に向けた基礎的栄養特性評価
コメント:今回の発表で学んだことを今後の研究活動に活かしたいです。
関連HP:受賞者リスト
修士学生 https://www.jswe.or.jp/awards/kurita/index.html
学部生 https://www.jswe.or.jp/awards/lion/index.html

受賞した学生(左から、宮川さん、坂牧さん、佐藤さん、齊下さん、小倉さん)
環境科学科の島弘幸教授らの研究チームは、ミツバチの不思議な造巣能力(巣作りをする能力)の一端を発見しました。
ミツバチは、自分の体内で合成した小さな天然のロウ(蜜蝋)をいくつも積みあげることで、六角の巣穴が整然と並んだ巨大な巣を作り上げます。そのみごとな造巣能力は、ミツバチが秘める数々の能力のうちで、最も魅力的な能力のひとつです。しかし、なぜミツバチがこれほど整然とした巣をつくることが出来るのか、その全容は未だ解明されていません。
そこで島教授らのグループは、あえて六角形ではなく「正方形」の巣穴をミツバチに与えて、その後の巣作りの様子を観察しました。正方形のサイズや配列を様々に変えて試した結果、ミツバチはその違いを敏感に認識して、それぞれ異なる巣作りを行うことがわかりました。
上に述べた1.2.の違いは、ミツバチが自分の置かれた状況を賢く判断し、異常事態に対して能動的・建設的に対処していることを意味しています。つまりミツバチは、単に本能的に(何も考えずに)動く 作業員ではない、ということです。状況に合わせて巧みに設計変更できる、柔軟で知的な建築家であることが、この研究からわかりました。
詳細につきましては大学プレスリリースをご覧ください。
令和8年3月11日(水)、山梨県立甲府第一高等学校において、2年生理系クラスの生徒113人を対象に、本学高度生殖補助技術センターの古里咲綺乃特任助教が出前講座を実施しました。
講座では、「胚培養士~“いのちのはじまり”をお手伝いする仕事~」と題し、生殖医療の概要や体外受精などの胚培養技術について解説するとともに、本学で実施している胚培養士特別教育プログラムについて紹介しました。
また、妊娠は必ずしも容易に成立するものではなく、年齢や健康状態、生活習慣などが影響すること、生殖医療は妊娠を支える重要な技術である一方で万能ではないことについて説明しました。さらに、将来の健康や妊孕性(妊娠する力)は10代の生活習慣と深く関わることから、正しい知識を身につけることの重要性についても理解を深めました。
講義終了後には質疑応答の時間が設けられ、生徒から多くの質問が寄せられるなど、関心の高さがうかがえる有意義な機会となりました。
山梨大学と放射線影響研究所は、1匹のマウスの体細胞からクローンマウスを作り、そのクローンマウスの体細胞からクローンマウスを作る「連続核移植(再クローニング)」を20年間続けました。当初、再クローニングは無限に続けられると考えていましたが、突然変異の蓄積により出産成績は徐々に低下し、58世代目で再クローニングの限界がきてしまいました。これは、山梨大学発生工学研究センターの若山清香准教授、若山照彦教授(同センター長)、放射線影響研究所分子生物科学部の内村有邦副部長らとの共同研究による成果です。
哺乳動物のクローン技術は、優良家畜の大量生産や絶滅危惧種の保全、不妊動物からの子孫作出など人類の未来のための重要な技術になると考えられています。しかし、現在の技術では1度に作り出せるクローン動物の数は限られているうえ、ドナーやクローン動物が死ぬとその遺伝情報は失われてしまいます。そのため、永続的に貴重な動物を維持し続けるには、クローン動物から再びクローン動物を作り出す再クローニングが必要です。そこで研究グループは再クローニングが無限に可能なのか調べるため、2005年から再クローニングの実験を開始しました。
その結果、実験開始後26世代までのクローンの成功率は徐々に高くなったのですが、その後低下し始め、58世代目が最後になってしまいました。この原因を明らかにするため再クローンマウスの全ゲノム配列を調べたところ、クローンマウスは普通の交配で生まれるマウスに比べ、突然変異の発生頻度が3倍高いことが分かりました。しかも世代を重ねるにつれて、生命に深刻な影響を与える「重い突然変異」が増えていくことも明らかになりました。 これまでクローン動物のDNAはドナーと完全に同じであり、再クローニングは無限に続けられると考えられていましたが、本研究により、すくなくとも現在の核移植技術では自然交配よりも高頻度にDNA変異が生じるため、再クローニングには限界があることが示されました。
本成果は2026年3月25日午前1時(日本時間)に『Nature communications』に掲載されました。また、本誌のハイライトに選ばれ、雑誌側からも世界に向けたプレスリリースが行われました。
詳細については大学プレスリリースをご覧ください。