2024年12月7日(土)から8日(日)に北海道大学で開催された日本ブドウ・ワイン学会2024札幌大会において、修士課程生命環境学専攻食物・ワイン科学コース2年の大田夢子さん(指導教員:久本雅嗣 ワイン科学研究センター准教授)が、大会発表賞(ポスター発表)を受賞しました。本賞は、研究の発表内容(研究・技術的評価、論理的な展開、説明のわかりやすさ)や質疑応答の能力などを総合的に審査し、審査員から最高得点を獲得した発表に授与されるものです。
受賞題目は「ジグルコシドアントシアニンの高分子色素への変換とワインへの影響」です。本研究はジグルコシド系アントシアニンの特性評価と酸化反応による高分子色素の形成、さらには国産赤ワインのアントシアニン組成を調査するもので、アントシアニンの形態変化の流れと実際のワイン中の反応と関連付けることにより、研究者だけでなくワイン生産者の方にも分かりやすい発表となりました。
受賞した大田さんは、「この度はこのような賞をいただき大変光栄に思います。ご指導いただいた先生方をはじめ、研究室のメンバーへの感謝も忘れず、今後もワイン業界の発展のためさらなる研究に取り組んでいきたいと思います。」とコメントしています。