令和6年9月26日(木)、令和6年度優秀教員奨励制度に係る表彰状授与式が挙行されました。この表彰は令和5年度実績に基づく教員個人評価の結果が特に良かった者に対して行われるもので、本学域からは今回、下記の教員が表彰されました。
【奨励賞】
生命工学科 新森 英之 准教授
地域食物科学科 片岡 良太 准教授
石山 詩織 助教
環境科学科 馬籠 純 准教授
地域社会システム学科 島崎 洋一 准教授
門野 圭司 准教授
式では、中村和彦学長から表彰状が手渡されたほか、生命環境学域を代表して片岡准教授が活動報告を行い、研究等の成果発表や今後の抱負等を述べました。
令和6年7月13日(土)~14日(日)に北海道・富良野にて開催された、(公社)日本生物工学会若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024のポスターセッションにおいて、大学院博士課程統合応用生命科学専攻生命農学コースの村山拳午さん(指導教員:大槻 隆司 准教授)が優秀賞を受賞しました。
発表タイトルは「微細藻類 Botryococcus braunii NIES836 の単細胞を迅速にコロニー再生させる培養条件の最適化」で、単細胞分離すると再生が困難だった群体性藻類の単細胞から群体を再生する技術を開発し最適化したものです。対象とした藻類はガソリンや軽油の原料となる炭化水素を生産可能で、本研究成果により、従来は遺伝子改変はできても機能解析が困難だった同藻類の解析・応用が急速に進むことが期待されます。生物工学の様々な分野の若手が集う本セミナーにおいて、他分野も含め多くの研究者の注目を集め評価されました。
受賞した村山さんは「この度は優秀賞を頂き、大変光栄に思います。研究の道は決して平坦ではなく、多くの忍耐が必要ですが、それと同時に微細藻類の研究には無限の面白さが詰まっています。特に、マイナーな領域に焦点を当てることで、新たな発見や価値を見出せることにやりがいを感じています。この研究に携わってくださった全ての方々に、心より感謝申し上げます。今後も研究者として邁進していきたいと思います。」と話しています。