令和6年7月13日(土)~14日(日)に北海道・富良野にて開催された、(公社)日本生物工学会若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024のポスターセッションにおいて、大学院博士課程統合応用生命科学専攻生命農学コースの村山拳午さん(指導教員:大槻 隆司 准教授)が優秀賞を受賞しました。
発表タイトルは「微細藻類 Botryococcus braunii NIES836 の単細胞を迅速にコロニー再生させる培養条件の最適化」で、単細胞分離すると再生が困難だった群体性藻類の単細胞から群体を再生する技術を開発し最適化したものです。対象とした藻類はガソリンや軽油の原料となる炭化水素を生産可能で、本研究成果により、従来は遺伝子改変はできても機能解析が困難だった同藻類の解析・応用が急速に進むことが期待されます。生物工学の様々な分野の若手が集う本セミナーにおいて、他分野も含め多くの研究者の注目を集め評価されました。
受賞した村山さんは「この度は優秀賞を頂き、大変光栄に思います。研究の道は決して平坦ではなく、多くの忍耐が必要ですが、それと同時に微細藻類の研究には無限の面白さが詰まっています。特に、マイナーな領域に焦点を当てることで、新たな発見や価値を見出せることにやりがいを感じています。この研究に携わってくださった全ての方々に、心より感謝申し上げます。今後も研究者として邁進していきたいと思います。」と話しています。
令和6年8月6日~7日、山梨県の高校生を対象に、公開授業「自然と社会の共生科学」(以下8講座)を開催しました。厳しい暑さの中にもかかわらず、多数の高校生に参加していただき、ありがとうございました。
大学の授業に触れる機会を通して、学問の奥深さ、面白さを知るきっかけとなれば嬉しく思います。
【自然と社会の共生科学】
8月6日(火)
生命-1 幹細胞と再生医療(生命工学科:永松 剛 教授)
生命-2 財政学と財政民主主義(地域社会システム学科:門野 圭司 准教授)
生命-3 農作物の病気について(地域食物科学科:青木 是直 助教)
生命-4 農業の現在を知る-気候変動との闘い-(環境科学科:黄瀬 佳之 准教授)
8月7日(水)
生命-5 食物科学入門(地域食物科学科:望月 和樹 教授)
生命-6 暮らしを支える水の再生技術(環境科学科:亀井 樹 助教)
生命-7 遺伝子と先天性疾患(生命工学科:鈴木 堅太郎 教授)
生命-8 パートナーシップ、あるいは同性婚(地域社会システム学科:稲田 和也 教授)
公開授業の様子はこちらからご覧ください。
令和6年8月3日(土)、甲府キャンパスにおいて生命環境学部オープンキャンパスを開催しました。
当日は県内外より約600名の参加があり、学科紹介、施設見学、研究室見学、模擬講義などの企画を通じ、大学の雰囲気を肌で感じてもらうことのできる機会となりました。
今回のオープンキャンパスが、参加された皆様の進路選択や学習のモチベーションアップにつながれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
山梨大学ワイン科学研究センターが実施したクラウドファンディング「日本ワイン研究の礎「山梨大学」の情熱で造るALL山梨大学ワイン!(シン・山梨大学ワインプロジェクト)」にご支援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
2024年4月1日から5月30日まで実施されたこのプロジェクトでは、223名もの方々からご支援をいただき、目標金額を大きく上回る7,803,000円のご寄付が集まりました。
皆様のご厚意を胸に、私たちは以下の目標に向けて邁進してまいります。
ここに、ご支援いただいた方々のお名前を掲載し、深い感謝の意を表します。
(匿名を希望された方は掲載しておりません)
今後とも山梨大学ワイン科学研究センターの活動にご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
山梨大学ワイン科学研究センター
センター長 鈴木 俊二
地域食物科学科・柳田藤寿教授が第48回野口賞(山梨日日新聞社・山梨放送・山梨文化会館主催)芸術・文化部門を受賞し、令和6年7月3(水)、山日YBSホールにおいて贈呈式が行われました。
同賞は、山梨県の「郷土研究」「体育・スポーツ」「芸術・文化」各分野で顕著な業績を収め、同県の発展に貢献した個人・団体に贈られるものです。
柳田教授は、自然界などから有用な発酵微生物を分離し、数々の発酵食品を開発したことで、山梨県の食品産業文化の向上に貢献したことが評価され、今回受賞となりました。
受賞した柳田教授は、「地域ブランド商品の開発など、これまでの取組が評価されてうれしく思います。今後も地域性のある商品を全国に向けて発信していく所存です。」とコメントしています。