令和7年10月1日、大村記念ホールにおいて、令和7年度山梨大学学業成績優秀者表彰式が行われました。
 山梨大学では、学業において特に優秀な成績を収め、かつ本学学生の模範となると認められた者を学業成績優秀者として表彰しております。
 生命環境学部からは、生命工学科 深谷 帆乃花さん、地域食物科学科 矢内 幹太さん、環境科学科 齋藤 美依奈さん、地域社会システム学科 石丸 賛さんの4名が学業成績優秀者として表彰されました。
皆さんおめでとうございます。
 地域食物科学科の片岡良太准教授は、新たなリサイクルのカタチとして、地域で発生した食品残渣をキノコとして再生させ、食卓に提供する地域循環型食料生産システムを創る研究(マッシュループ プロジェクト)を実施しています。本プロジェクトは、中央市と中央市農業振興公社と連携し、中央市内で発生する食品残渣をアップサイクルし、中央市内に循環型社会を構築することを目指しています。本研究では、未利用資源由来のキノコに対する消費者ニーズや反応を調査するとともに、食品ロスの削減や地産地消の促進効果を検証し、中央市環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画への貢献度についても評価する予定です。
 つきましては、以下の日時でこの取り組みに関する説明会を実施します。
<取材について> 
・取材を希望される報道機関の方は、11月6日(木)17:00までに事前にご連絡願います
★詳細については大学プレスリリースをご覧ください。
 令和7年10月18日(土)、生命環境学部附属小曲農場で、初めての公開イベントが開催されました。
 このイベントは、やまなしジュニアドクター育成自然塾との連携のもと、小学校高学年を対象に開催されたもので、第一弾となる今回は「生き物観察会」を行いました。
 当日は、元山梨県総合農業技術センター研究管理幹の國友義博先生をお迎えし、農場に暮らす生き物を観察しながら、農業と昆虫の関係、そして有機農業における昆虫やその住処となる雑草の重要性について学びました。
 國友先生からは、「害虫」という言葉は人間が作った言葉であり、昆虫には害虫は存在しないという説明があり、普段の生活では気づかない小さな昆虫の活動や、生き物同士の関わりの観察を通して、生物多様性、環境との関わり、そして農業との関わりについて深く考える機会となりました。
 令和7年9月30日(火)、生命環境学部及び生命環境学専攻(修士)の学生を対象に、就職活動座談会を開催しました。
 当日は、就職活動を経験した学部4年生及び修士2年生、計5名の先輩から就職活動に関する体験報告があり、その後、下級生を交えて情報交換を行いました。
 本年度の座談会では、毎年実施している懇談会における「上級生との交流の機会が欲しい」「就職に関する話を聞きたい」「履修や大学生活について、上級生から直接話を聞ける場が欲しい」といった学生の声を受け、就職活動や大学生活について先輩と気軽に話せる交流の場としました。
 参加した学生からは、「大変参考になった」「とても楽しかった」「自分と同じ学科の先輩に質問することができたので、より具体的に進路をイメージすることができた。」ととても好評でした。
博士課程統合応用生命科学専攻生命農学コース2年の足立遥郁さん、地域食物科学科・石山詩織助教、望月和樹教授、本学医学部・吉村健太郎講師、葛西宏威助教らの研究グループは、乳児期の早期離乳が将来的に脂肪肝を引き起こすメカニズムをマウス実験で解明しました。 早期離乳マウスでは、肝臓における脂肪滴の蓄積が増大し、脂質代謝に重要なリン脂質であるホスファチジルコリンやその合成酵素 PEMT の発現が低下していました。さらに、この発現低下はヒストン修飾の減少によるエピジェネティックな制御変化と関連していました。 本成果は、ヒトにおける代謝機能障害関連脂肪性肝疾患[MASLD、従来は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていた疾患群を含む]の予防や、離乳時期に基づく新たな栄養指導の可能性を示すものです。本研究成果は 2025 年 7 月28 日に米国の生理学会の機関雑誌「American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism」 に掲載されました。
詳細については大学プレスリリースをご覧ください。