令和7年9月30日(火)、生命環境学部及び生命環境学専攻(修士)の学生を対象に、就職活動座談会を開催しました。
当日は、就職活動を経験した学部4年生及び修士2年生、計5名の先輩から就職活動に関する体験報告があり、その後、下級生を交えて情報交換を行いました。
本年度の座談会では、毎年実施している懇談会における「上級生との交流の機会が欲しい」「就職に関する話を聞きたい」「履修や大学生活について、上級生から直接話を聞ける場が欲しい」といった学生の声を受け、就職活動や大学生活について先輩と気軽に話せる交流の場としました。
参加した学生からは、「大変参考になった」「とても楽しかった」「自分と同じ学科の先輩に質問することができたので、より具体的に進路をイメージすることができた。」ととても好評でした。
令和7年9月18日(木)、29日(月)の両日、工学部工学科・総合工学クラスと山梨大学および山梨県立大学SPARC教育プログラム受講生を対象とした『地域の魅力の発見ワークショップ』が甲府キャンパスで開催されました。
本ワークショップは、SPARC教育プログラム学生の2年次から開講されるSPARC専門科目『地域PBL』を理解するためのプレ講義として実施されたもので、講師は、かつて大手広告代理店でマーケッターとして活躍し、現在は自ら立ち上げたマーケティングオフィス「㈱そもそも」による全国の地域ブランディング講習や企業マーケティング講座でファシリテーターを務める赤松範麿氏と元NHKアナウンサー服部彩子氏のお二人です。
講演テーマは『地域の魅力に気づくための頭の体操』ということで、2日に分けて発想法と今後の問題解決に繋げるための手法をワークショップ形式のグループワークで学びました。
1日目(9/18)は「魅力に気づく頭の体操」と題し、身近な製品「セサミン(サプリ)」「蚊取り線香」にスポットを当て、全体像を深堀し分析、永きにわたって愛され続ける理由をイラスト化し魅力を探るワーキングが行われました。続けて「山形県米沢市」の事例を題材に、同様のワーキングで地域の魅力発見のヒントが示された後、本題である地域(山梨)の魅力発見に向け、「自分が思う山梨ならではの魅力」を次回までに持ち寄るという宿題が出されました。
2日目(9/29)は、1日目のウォーミングアップで会得した手法によって「甲府の魅力を一言で表現する」アウトプット作業を行いました。「山梨県の魅力とは?」に対するアイデア出しを行い、そこからさらに「魅力を見える化する」ためのテーマの考案とコピーライティングまでを進めます。最終的に各グループの代表がプレゼンテーションによって「新たな山梨の魅力」を発表。人気投票によって大賞を決定しワークショップを終えました。
今回は「魅力の本質」とは何かについての議論をグループワークで行うことで、PBL学習の「地域の魅力に気づくこと、その魅力を一言(コピー)で表し、他者へ明確に伝える」といった一連の流れを体験でき、広告業界、特にマーケティング分野の最前線で活躍中の専門家から直接学びを得られる貴重な機会となりました。
学生からは、「生活の中で当たり前になってしまっていることにも目を向けることで、新しい魅力の発見ができると学べた。どんな事に対しても魅力を見つける視点を身につけたいと思う」といった感想が出され、地域PBL授業への学びの足掛かりとなったようでした。
将来的に地域課題の解決を学生自らの手で実践するために、本年度前期から山梨県内外の事例の探索とともに調査を行ってきました。「地域PBL演習Ⅲ」では、そうした前期授業の総まとめとして、特に魅力的で学ぶべき成功事例についての現地視察を令和7年9月8日(月)~10日(水)、二泊しながら3日に渡って実施しました。
視察先は授業の中で検討を繰り返し、「徳島県の上勝町と神山町」、「香川県の丸亀商店街」に決まりました。そこから現地の施設などのアポイント取りから移動手段、宿泊、旅程に至るまで、学生主体ですべての視察プランを組み立てています。大人の手を借りずに交渉から始まり、すべての段取りを整えたことは、学生たちにとって大きな自信となりました。
今回訪ねた事業施設は、いずれも行政や自治体ではなく地域住民が主体となって動いた結果生まれた業態であり、深刻な地域課題を改善に導いた革新的な民間団体です。
・過疎化・高齢化が進む地域で、経済活性化と高齢者の生きがいを創出、健康寿命を延ばすことにも成功した葉っぱビジネスの「彩(いろどり)事業」(徳島県上勝町)。
・ゴミ処理対策としてゼロ・ウェイスト宣言を取り入れ、ゴミの分別、再利用、教育、地域再生を体系的に結びつけた環境型複合施設「ゼロ・ウェイストセンター」(徳島県上勝町)。
・日本の田舎をステキに変える!をミッションとし、 過疎を前提とした創造的過疎という考え方で、アートや環境保全、移住促進、教育、働き方改革など多角的な取り組みにより、画期的な地域づくりを行っている「グリーンバレー」(徳島県神山町)
・衰退した中心市街地を、住む、働く、集う複合市街地へと統合・再生。設計からスキーム、財源戦略を体系的にまとめて実現した先進的な“まちづくりモデル”「高松丸亀町商店街」(香川県高松市)。
学生たちは与えられた3日間で、以上の事業施設における現場での交流と対話を通して見聞を広げ、自らの目線で課題と解決策を把握し捉えることで学びを深めました。
その後の振り返り成果レポートでは、それぞれの解釈で考察が論じられると同時に、「実際に足を運ばなければ知ることができない多くの発見があった」、「今後の人生を考える上で、とても良い経験になった」など、体験に基づく心からの感想が含まれていたのが印象的でした。
博士課程統合応用生命科学専攻生命農学コース2年の足立遥郁さん、地域食物科学科・石山詩織助教、望月和樹教授、本学医学部・吉村健太郎講師、葛西宏威助教らの研究グループは、乳児期の早期離乳が将来的に脂肪肝を引き起こすメカニズムをマウス実験で解明しました。 早期離乳マウスでは、肝臓における脂肪滴の蓄積が増大し、脂質代謝に重要なリン脂質であるホスファチジルコリンやその合成酵素 PEMT の発現が低下していました。さらに、この発現低下はヒストン修飾の減少によるエピジェネティックな制御変化と関連していました。 本成果は、ヒトにおける代謝機能障害関連脂肪性肝疾患[MASLD、従来は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていた疾患群を含む]の予防や、離乳時期に基づく新たな栄養指導の可能性を示すものです。本研究成果は 2025 年 7 月28 日に米国の生理学会の機関雑誌「American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism」 に掲載されました。
詳細については大学プレスリリースをご覧ください。
令和7年8月13日(水)、【地域課題解決実践プログラム】の2025年度受講生11名が決定しました。
SPARC説明会より開始されていた受講生募集に際し、寄せられた志望動機とプログラム参加の意気込みが記された申請書により選考が行われ、この日、2025年度生グループLINE宛てに決定通知が行われました。
以上の11名には、「さまざまな地域課題について実践で学んでいく」ための最初のステップとして、9月18日(木)と9月29日(月)に開催予定の第1回ワークショップへの参加を呼びかけました。また、次年度を待たずにプログラムの活動が始まることから、今後、プログラム生としての自覚をもって活動に参加するよう、それぞれの意志を確認しました。