2018年04月10日
新しい博士課程 統合応用生命科学専攻(通称 iALS)がスタートしました!

  
  平成30年4月、統合応用生命科学専攻(Integrated Applied Life Science : iALS)が11名の新入生を迎え、スタートしました。発生工学、先端脳科学、ワイン科学、応用微生物学等の特色ある分野において博士課程の教育を展開してまいります。

〇「生命科学」を学術の共通基盤とし、生命現象を分子、細胞、組織及び個体の各レベルで理解。
    専攻共通科目【統合応用生命科学特論】
〇「健康」をキーワードに、医工農の3コースが連携し諸学融合教育を展開
    専攻共通科目【ヘルスサイエンス特論】

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平成30年度社会人入学生の紹介
   不妊治療専門クリニックの研究員が社会人学生として入学しました。社会人学生とは、企業等で働きながら学位取得を目指すものです。

【経歴】
30代、女性、農学系修士課程修了
不妊治療専門クリニック勤務(生殖医療分野の研究)
【入学の動機】
 国際学会での研究発表の際、欧米の研究者や胚培養士はほとんどが博士号取得者であることから、世界で戦うために博士号は必要であると思いました。しかし、ただの肩書ではなく、真に研究者としての素養を身につけたいと考え、発生工学の分野で世界のトップを走っている若山照彦教授のもとで学びたいと思いました。また、ノーベル化学賞を受賞された大村智先生の講演を拝聴させていただいた際に、山梨大学の研究に対する情熱と既存の枠組みや常識にとらわれない自由闊達な校風にとても惹かれたことから受験させていただきました。
 研究者や胚培養士の職には女性も多く進出しています。しかし、結婚や妊娠、出産、という乗り越えなければならない転機がいくつもあります。私は、家族や職場の理解を得て、今年から大学院で学ばせていただくことになりましたが、子供達には自分の目標に向かって挑戦する母親の後ろ姿を見てもらえたらと思います。また、同じ環境の女性たちにも、勇気を与えられれば良いと思います。
【研究内容】
 これまでの研究テーマのひとつとして、男性不妊の患者様、特に、精子数が極少数しか確保できない患者様のために、1精子から凍結保存が可能なコンテナーを開発し、臨床応用しています。現在までに1名が出産、2名が妊娠を継続されています。現在は、精巣がんの患者様の妊孕性温存を目的として、コンテナーによる精巣組織の凍結融解をマウスによる試験で確認しているところです。

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                                                             精子の凍結保存用コンテナー


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