令和7年年11月7日(金)から8日(土)にシャトレーゼホテル談露館で開催された日本ブドウ・ワイン学会2025甲府大会において、生命環境学域(地域食物科学科・ワイン科学研究センター)の井上絵梨特任助教と修士課程生命環境学専攻食物・ワイン科学コース2年の関谷彩侑菜さん(指導教員:斉藤史恵 地域食物科学科・ワイン科学研究センター助教)が、それぞれ大会発表賞(口頭発表およびポスター発表)を受賞しました。本賞は、研究の発表内容(研究・技術的評価、論理的な展開、説明のわかりやすさ)や質疑応答の能力などを総合的に審査し、審査員から最高得点を獲得した発表に授与されるものです。
井上特任教授と関谷さんの受賞内容については以下のとおりです。
■大会発表賞(口頭の部)
受賞者
生命環境学域(ワイン科学研究センター)井上絵梨 特任助教
受賞題目
「山梨県内で栽培されている‘Petit Verdot’および‘Tannat’ のアントシアニン化合物の比較解析」
受賞内容
地球温暖化に対応したワインブドウの品種および栽培地域の選定にむけ、データに基づいた品種選定の在り方や予測などが評価された。
コメント
今回の発表を通して、ブドウ栽培・ワイン業界の地球温暖化への危機感の高さを再認識いたしました。本研究にご協力くださった皆様に感謝するとともに、今回の受賞を励みに研究に励んでいきたいと思います。
■大会発表賞(ポスターの部)
受賞者
修士課程生命環境学専攻食物・ワイン科学コース2年 関谷彩侑菜さん(指導教員:斉藤史恵 ワイン科学研究センター助教)
受賞題目
「メルローワイン中の産膜抑制成分の検討」
受賞内容
ワイン醸造で問題となっている産膜汚染(微生物汚染)の防止に向け、ワイン中から産膜抑制成分を分離同定し、新たな産膜汚染防止法を提案した点が評価された。
コメント
名誉ある大会において発表賞を頂き、大変光栄に存じます。日頃よりご指導くださる先生方、研究の礎を築かれた先輩方、そして共に切磋琢磨している研究室の仲間に深く感謝いたします。この機会を励みに、これからも日本ワインの発展に貢献できるよう精進してまいります。
令和7年10月1日、大村記念ホールにおいて、令和7年度山梨大学学業成績優秀者表彰式が行われました。
山梨大学では、学業において特に優秀な成績を収め、かつ本学学生の模範となると認められた者を学業成績優秀者として表彰しております。
生命環境学部からは、生命工学科 深谷 帆乃花さん、地域食物科学科 矢内 幹太さん、環境科学科 齋藤 美依奈さん、地域社会システム学科 石丸 賛さんの4名が学業成績優秀者として表彰されました。
皆さんおめでとうございます。
地域食物科学科の片岡良太准教授は、新たなリサイクルのカタチとして、地域で発生した食品残渣をキノコとして再生させ、食卓に提供する地域循環型食料生産システムを創る研究(マッシュループ プロジェクト)を実施しています。本プロジェクトは、中央市と中央市農業振興公社と連携し、中央市内で発生する食品残渣をアップサイクルし、中央市内に循環型社会を構築することを目指しています。本研究では、未利用資源由来のキノコに対する消費者ニーズや反応を調査するとともに、食品ロスの削減や地産地消の促進効果を検証し、中央市環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画への貢献度についても評価する予定です。
つきましては、以下の日時でこの取り組みに関する説明会を実施します。
<取材について>
・取材を希望される報道機関の方は、11月6日(木)17:00までに事前にご連絡願います
★詳細については大学プレスリリースをご覧ください。
令和7年10月18日(土)、生命環境学部附属小曲農場で、初めての公開イベントが開催されました。
このイベントは、やまなしジュニアドクター育成自然塾との連携のもと、小学校高学年を対象に開催されたもので、第一弾となる今回は「生き物観察会」を行いました。
当日は、元山梨県総合農業技術センター研究管理幹の國友義博先生をお迎えし、農場に暮らす生き物を観察しながら、農業と昆虫の関係、そして有機農業における昆虫やその住処となる雑草の重要性について学びました。
國友先生からは、「害虫」という言葉は人間が作った言葉であり、昆虫には害虫は存在しないという説明があり、普段の生活では気づかない小さな昆虫の活動や、生き物同士の関わりの観察を通して、生物多様性、環境との関わり、そして農業との関わりについて深く考える機会となりました。
令和7年9月30日(火)、生命環境学部及び生命環境学専攻(修士)の学生を対象に、就職活動座談会を開催しました。
当日は、就職活動を経験した学部4年生及び修士2年生、計5名の先輩から就職活動に関する体験報告があり、その後、下級生を交えて情報交換を行いました。
本年度の座談会では、毎年実施している懇談会における「上級生との交流の機会が欲しい」「就職に関する話を聞きたい」「履修や大学生活について、上級生から直接話を聞ける場が欲しい」といった学生の声を受け、就職活動や大学生活について先輩と気軽に話せる交流の場としました。
参加した学生からは、「大変参考になった」「とても楽しかった」「自分と同じ学科の先輩に質問することができたので、より具体的に進路をイメージすることができた。」ととても好評でした。