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 山梨県内の地域課題である「空き家対策」と「商店街活性化」の両面について、解決に導いた事例のひとつに、リノベーションで衰退に近かった商店街の再生に取り組んだという韮崎市の例があります。
 【地域課題解決実践プログラム】2期生の「地域課題探求I」課外実習として、令和8年5月7日(水)、『韮崎のリノベーションまちづくり』の当該地域への現地視察が実施されました。

 今回は、韮崎中心街のランドマークでありリノベーションの事業拠点でもある「アメリカヤ」ビルを訪問しました。アメリカヤは高度経済成長期に建てられた築50年以上の古い物件でした。昭和から平成にかけて賑わいを見せていたアメリカヤの閉鎖にともない、周囲の商店街は衰退に近い状態が続いていたといいます。そんなアメリカヤと周辺商店街がいかにして活気を取り戻していったのか、リノベーションを手掛けたイロハクラフト建築事務所の千葉社長からお話を聞かせていただきました。長らく空ビルとなっていたアメリカヤの復活から始まった商店街再生の物語は、学生たちの「まちづくり」に対する関心と興味をさらに惹きつけるものとなった様子でした。
 講話後は活性化された商店街を千葉社長の案内で視察することに。実際にまち歩きをすることで、リノベーションで甦った店舗の店主さんからも生の声を聴くことができ、事例調査の現場感を実感することができました。
 今回の事例調査の学びについては、各々の振り返りレポートで発表の予定です。

韮崎市街を一望する「アメリカヤ」屋上にて

フリースペースで千葉社長の講話がスタート

韮崎の商店街再生の物語を興味深く聞き入る

案内所の機能をもつホテルで説明を受ける

「アメリカヤ」周辺商店街の散策に向かう

近々リノベーション予定の空店舗も視察する

千葉社長と商店街の店主は皆顔なじみの仲間

 【地域課題解決実践プログラム】では、令和7年12月18日(木)、新プログラム生(プログラム2期生)の自己紹介プレゼンテーションを行いました。
 新プログラム生は、9月の「地域の魅力発見ワークショップ」、11月の「合同合宿」と3プログラム全体でのイベントに参加をしてきましたが、地域社会システム学科のプログラム内での正式な顔合わせは今回が初めてとなります。
 そこで、来年度に受講予定の「地域PBL」授業に向けて、これからグループ活動が本格化する前に、仲間を知ることと自己表現力を高めることを目的としたコミュニケーションの場が設けられました。

 プレゼンは、自ら作成したスライドを投影し、制限時間内に自分自身をアピールする形で行われました。学生たちにとっては初めてのプレゼン形式による自己紹介でしたが、どこに重きを置いて自己表現するのかをよく考えた上で工夫を凝らし、それぞれが個性豊かに上手く表現できている様子でした。

 プレゼン力は、活動場面において最も必要なスキルであるため、プレゼン経験が浅い学生たちには今後も発表の機会を増やし、経験を積んでもらうことを目指します。

 山梨県北都留郡小菅村は、多摩川の源流を守る自然豊かな小さな村でありながら、数々の先進的な地域創生に取り組んでいます。自治体と民間企業との連携により、ドローンによる定常運用(定期配送・住民利用・防災活用)を実現している国内でも数少ない地域としても知られています。
 【地域課題解決実践プログラム】では、地方創生のモデルケースとして小菅村の取り組みを把握するため、令和7年11月21日(金)、当該地域への現地視察を「地域PBL演習Ⅳ」の課外実習として実施しました。

 当日は、地域おこし協力隊として移住し、協力期間終了後もビジネスの力で地域課題を解決したいと小菅村で地域事業を立ち上げ、さまざまな活動を続けるLOCAL WORK NEXT㈱代表取締役の森弘之さんの案内で、小菅村町役場と小菅村の経済事業の拠点である「道の駅こすげ」を中心とした周辺の商業施設を訪ねました。
 また、小菅村の食と暮らしを体験することで地域資源の生かし方や生きるための実践力をつける「多摩源流大学」(NPO法人多摩源流こすげ)本部へ移動後は、同法人で非常勤講師も務める森さんから村のソーシャルビジネスについてのお話を伺いました。
 自然・文化・住民のつながりを大切にしつつ、観光・移住・林業・技術革新を組み合わせて未来を切り開く村の現状と、理想論だけで語られることの多い地域活性化の本質について講じられました。

 「地域活性化を持続可能な取り組みとするためには、ボランティア精神ではなく経済性が不可欠であることを学んだ」、「間違った解釈を改めることができて新しい知識を吸収できた」、「まちづくりに対する意識を見直すきっかけとなる非常に有意義な視察であった」など、学生の振り返りでは、いずれも学生たちの課題への向き合い方に変化が生じた様子がうかがえました。

「道の駅こすげ」から現地調査をスタート

レストラン併設の体験型ビール醸造所を見学

無人コンビニエンスストアの使い方を実体験

持たない暮らしを体感できる一棟貸宿を視察

小菅村の地形を知るために高台へと移動する

ドローン運用の実際の現場で気持ちが高まる

村歩きのなかで課題がどこにあるのかも確認

村の現状と地域再生事業の実情について学ぶ

【地域課題解決実践プログラム】では、令和7年10月29日(水)、都留市の取り組み「つるのルーツ」について把握するため、当該地域への現地視察を「地域PBL演習Ⅳ」の課外実習として実施しました。
 当日は、「つるのルーツ」プロジェクトの全容を知るため、まず「ミュージアム都留」を参観。そこから都留のまちが、もともと「城下町」であるという本来の市史を理解したうえで、プロジェクト発足の経緯をさらに辿りました。
 プロジェクトの特典「城下町ポイント」(指定されたスポットを訪れてチェックインすることでポイントが獲得できるシステム)を実際に体験しながら地域を歩くことで、町おこしとしての「つるのルーツ」プロジェクトが上手く成立していることが確認できました。
 今回の視察ではプロジェクトの内容に触れ、実体験することで、自らが取り組みたい地域課題を設定し、解決に向けた実践計画を練ることの良きヒントを得られたようでした。

 

城下町の痕跡を辿りながらポイントゲット

「つるのルーツ」加盟店でポイントを利用

【地域課題解決実践プログラム】では、前期科目「地域PBL演習Ⅱ」のなかで先進地域の事例報告を行ってきました。後期も引き続き、「地域PBL演習Ⅳ」の授業の一環として、実際に報告地域を歩いて地域が抱える課題についての理解を深める活動を行います。
 令和7年10月22日(水)には、甲府市の中心街「ダイヤコリド名店街」への視察訪問を行いました。名店街代表者のお店にお邪魔し、ダイヤコリド名店街の生い立ちや成長の歴史、抱える問題とその解決への取り組みなどの話をうかがった後、話の内容を踏まえ、名店街の案内をしていただきました。
 訪問を終えると、学生たちは個々に周辺の「まち歩き」を行い、課題点を洗い出すなど今後の活動の参考としての情報収集をしながら帰途につきました。
 今回は、甲府市の商店街の現状、実態を把握できる貴重な機会となりました。

名店街の代表者を訪ねて現状を聞取る

名店街を実際に歩いて課題を把握する

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