環境科学科の島弘幸教授らの研究チームは、ミツバチの不思議な造巣能力(巣作りをする能力)の一端を発見しました。
ミツバチは、自分の体内で合成した小さな天然のロウ(蜜蝋)をいくつも積みあげることで、六角の巣穴が整然と並んだ巨大な巣を作り上げます。そのみごとな造巣能力は、ミツバチが秘める数々の能力のうちで、最も魅力的な能力のひとつです。しかし、なぜミツバチがこれほど整然とした巣をつくることが出来るのか、その全容は未だ解明されていません。
そこで島教授らのグループは、あえて六角形ではなく「正方形」の巣穴をミツバチに与えて、その後の巣作りの様子を観察しました。正方形のサイズや配列を様々に変えて試した結果、ミツバチはその違いを敏感に認識して、それぞれ異なる巣作りを行うことがわかりました。
上に述べた1.2.の違いは、ミツバチが自分の置かれた状況を賢く判断し、異常事態に対して能動的・建設的に対処していることを意味しています。つまりミツバチは、単に本能的に(何も考えずに)動く 作業員ではない、ということです。状況に合わせて巧みに設計変更できる、柔軟で知的な建築家であることが、この研究からわかりました。
詳細につきましては大学プレスリリースをご覧ください。