2016年02月10日
本学卒業生の大村智先生がノーベル医学・生理学賞に輝きました
 山梨大学出身で北里大学特別栄誉教授の大村智先生(80)が10月5日、2015年度のノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれました。
大村先生は1958年に本学学芸学部(現教育人間科学部)を卒業、63年に東京理科大学大学院理学研究科修士課程を修了しました。その後同年から本学工学部発酵生産学科(現生命環境学部生命工学科)に助手として2年間勤務されています。
受賞理由は「線虫の寄生によって生じる感染症に対する画期的治療法の発見に対して」です。大村先生は北里大学に在職中の1974年、静岡県の土壌から放線菌Streptomyces avermitilis(ストレプトミセス エバーミチリス)を分離、1979年にはこの菌が生産するエバーメクチンの誘導体である抗寄生虫薬・イベルメクチンを開発し発表しました。イベルメクチンはアフリカの風土病であるオンコセルカ症の治癒に有効で、これまで10億人とも言われる人々を線虫の感染による失明の危機から救ってきています。
下にはS. avermitilis NBRC 14893Tの走査型電子顕微鏡写真(生命工学科応用微生物学研究室撮影)を示します。


エバーメクチン生産菌Streptomyces avermitilis NBRC 14893Tの走査型電子顕微鏡写真
(生命工学科 応用微生物学研究室撮影)

大村先生に関するトピックスや資料を以下にまとめています。


山梨大学教員として在職時の写真と卒業生からのお祝いメッセージを掲載しています(平成27年12月1日)

 大村先生に本学初の特別栄誉博士の称号が授与されました(平成27年10月26日)


本学附属図書館にて大村先生の特別展が開催されています (平成27年10月23日~平成28年3月31日)


山梨大学ホームページに大村先生の特設ページが設けられました


寄生虫治療薬が見つかった放線菌に関する解説資料です


2013年には山梨大学甲府キャンパスにて講演を行っていただきました


FM FUJI GOOD DAY Future Seed にて、生命工学科 山村英樹 准教授が大村先生にまつわるエピソードを紹介しました。番組ホームページブログに大村先生直筆サインが公開されています。(2015年10月8日)

オンエアの内容はmp3ファイルで公開されています。


JT生命誌研究館 『サイエンティストライブラリー:特別編』では、大村先生の幼少期のエピソードから研究者としての活躍ぶりが詳しく紹介されています。


 


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