【研究テーマ】土壌微生物の生態と有効利用に関する研究

山梨大学 生命環境学部 環境科学科
助教 片岡 良太
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 土壌微生物の生態とその有効利用に関する研究
 
助教 片岡 良太
 
 微生物の機能を利用して農耕地土壌ならびに森林土壌環境を制御することを目標に研究を行っています。特に土壌微生物の生態を解明し活用することで、土壌化学性がアンバランス化した農耕地土壌や有害化学物質により汚染した土壌環境を健全化することに力を入れています。室内実験と屋外での調査・研究を互いにフィードバックさせながら自然の実態に肉薄したいと考えています。
 
  具体的には、以下の3つの内容に力を入れています。
 ①微生物を使って土壌中の有害化学物質の浄化
 ②微生物による野菜の病気の治療
 ③微生物で微生物を助ける(微生物間相互作用)
 
 ①は、主に残留性有機汚染物質を対象に研究を進めています。例えば、DDTEndosulfan, Dieldrinといった1970年代に使用が禁止されたにも関わらず、未だ土壌中に残留し悪影響を与えている旧型農薬があります。これらを分解する土壌微生物を探索し、有効利用していく研究を行っています。
 
 ②は、肥料の過剰投入によりアンバランス化した土壌は、いわば、メタボリック症候群に陥った土壌といえます。そうした土壌は、連作障害や土壌病害といった合併症を引き起こす可能性があります。そのため、土壌中の化学性・生物性を調査・診断して、バランスの良い土壌環境を取り戻す研究を行っています。さらに、病気が起こってしまった作物については、微生物を使って治療する研究を行っています。
 
 ③は、植物と共生している微生物(菌根菌)とその周辺微生物は、お互いにどのような相互作用をしているのかについて研究を行っています。ある種の細菌は、菌根菌が植物に共生することを助ける力があります。なぜ、彼らは菌根菌の植物への共生を助ける力を持っているのか?どのように助けているのか?などを解明しています。
 
その他、「微生物」と「土壌環境」をキーワードに研究を行っています。
 

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