【研究テーマ】水中の化学物質の調査と安全な水利用

山梨大学 生命環境学部 環境科学科
教授 風間 ふたば
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 水質を調べることから健全な水環境を考える
 
教授 風間 ふたば
 
 科学技術の進歩によって私たちの暮らしは便利になりました。しかし便利さの裏側には思いもかけない落とし穴が潜んでいました。例えば、様々な化学物質が使われていますが、そのなかに生き物によくない影響を持つものがあることがわかってきました。また、海外からたくさんの飼料や食料品が輸入されて私たちの食卓は豊かになりましたが、一方で大量の廃棄物(食品残渣や家畜の排泄物)を生んでいます。これは肥料などとして使われますが、すべてが効率よく植物に吸収されるとは限らないため、じわじわと環境中に漏れ出し、川や湖の環境に変化を起こしています。この他にも生活から出るたくさんのゴミや廃棄物はどうなるのでしょうか。これらの中の成分が長い時間をかけて土を汚し、最終的に水に入り、私たちに影響を与えることはないのでしょうか。私たちは皆、安全で快適な暮らしを望んでいます。しかし物質の循環経路は非常に複雑で、何がいつ、どのように私たちの暮しに跳ね返ってくるか判りにくくなっています。
 私の研究室では様々な水を調べていますが、結果は自然からのメッセージのように思われてなりません。そのメッセージにじっと耳を傾けることで、自然界での水の密やかな循環経路を見つけたり、水中に存在している様々な物質の動き方を知ることが出来ます。それをもとに、よりエネルギー消費の少ない方法で持続的に安全に水を使うためにはどうすればいいか、それを考えています。

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