【研究テーマ】果樹の省力栽培に関する研究,果樹の優良系統作出に関する研究

山梨大学 生命環境学部 地域食物科学科
准教授 山下 裕之
ホームページ http://www.wine.yamanashi.ac.jp/fruitgenetic/index.htm

 

高品質ブドウ生産可能な省力的整枝・せん定法 「ハヤシ-スマートシステム」
 
山梨大学大学院医学工学総合研究部 准教授 山下 裕之

 現在、日本の多くのワイナリーはブドウ栽培とワイン醸造が一体化しているワイン先進諸外国と異なり一部は自社畑で栽培し、多くは市場や醸造用ブドウ生産農家に依存しています。ところが、醸造用ブドウ生産農家も他の生産品目農家と変わることなく高齢化、婦女子化、後継者不足に悩んでおり、大きな問題となっています。この問題の解決策は一筋縄でいかずそれを簡単に見いだすことは困難ですが、栽培技術面から考慮すると作業の単純化・省力化、マニュアル化が有効な手段の一つです。すなわち省力化により農作業の負担が少なくなり高齢な農業者は助かり、マニュアル化されれば雇用労働が利用でき、また、ブドウ栽培初心者にもわかりやすいため新規参入促進につながります。
   このような状況下、省力的で高品質安定生産が望める新整枝せん定法として「ハヤシ-スマートシステム」(写真)が注目されています。
   基本的樹形、配枝は図1,2に示した通りで、南北に主枝を配枝して1.2m間隔で側枝を東西に伸ばし、約20cmおきに結果枝を北側に向かって平行に配枝します。せん定は2~3芽残して前年の結果枝を切る片側の短梢せん定です。


写真 ハヤシ-スマートシステムの実際

 
 我々は現在この仕立て方の実用性に関して省力性、生産性、果実品質、樹冠内の光環境に関して実証試験をしています。
▲ ページの先頭に戻る