【研究テーマ】代謝性疾患の発症機序の解明とその予防における食事因子の役割

山梨大学 生命環境学部 地域食物科学科
准教授 望月 和樹
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食生活と生活習慣病に関する研究
 山梨大学大学院医学工学総合研究部 
准教授 望月和樹 電子メール:mochizukik@yamanashi.ac.jp
 
人間は、毎日3回食事を摂取ことによって必要な栄養素を得ています。しかしながら、健康人においても食事を摂取するたびに血糖値が上昇します。食品栄養学研究部門では、この健康な状態から繰り返される食後高血糖が、どのように肥満や糖尿病などの生活習慣病の発症を促進するかを研究しています。
現在までに、本研究部門や他の研究者の成果により食後高血糖が繰り返されると、肥満が誘導されるとともに、体内において炎症反応が進み、組織の機能が低下することによって糖尿病や心血管障害などの合併症の発症が促進されることが分かっています。
これらの予防のためには、食後高血糖が高くならないような食習慣[ゆっくり食べる食習慣、消化されにくいデンプン(全粒米、難消化性デンプンなど)を摂取する食習慣]をすることが重要になります。しかしながら、糖質をとらないでタンパク質や脂質中心の食生活をすることも生活習慣病の発症進展を促進することも知られています。
さらに、我々の研究室や多くの研究者の成果により、果物、緑黄色野菜などに含まれる抗酸化食品成分(ビタミンC、カロテノイド、フラボノイドなど)は、体内の炎症反応を抑制し、糖尿病などの生活習慣病の発症進展を予防する効果があることが分かってきました。
それゆえ、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルや他の食事因子をバランスよく摂取した上で、食後高血糖を増大させない食習慣をすることが生活習慣病の予防のために重要であると考えられます。
これらの研究成果は、未だ断片的なものであります。そのため、今後とも食習慣と生活習慣病に関連する研究を行っていきたいと考えております。
 
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