【研究テーマ】工学的手法による胚性幹細胞の分化制御

山梨大学 生命環境学部 生命工学科
教授 黒澤 尋
ホームページ http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ABF/No5/LabHP.html

 

ES/iPS細胞の増殖や分化を制御する
 
山梨大学 工学部 生命工学科担当
教授 黒澤 尋 電子メール:kurohiro@yamanashi.ac.jp

【多能性幹細胞の分化制御】
   多能性幹細胞とは、胚性幹細胞(ES細胞)や今話題の人工多能性細胞(iPS細胞)のように、無限に増殖する能力といろいろな細胞に分化(細胞が専門化)する能力を兼ね備えています。ES細胞は、受精卵から樹立された多能性幹細胞です。iPS細胞は、京都大学の山中教授らによって最初に皮膚の細胞から樹立された多能性幹細胞です。これらの細胞の利用に際しては、心筋や神経などへ分化誘導する技術が必要になってきます。胚様体(図1)という球状の構造をつくる技術は重要であり、この胚様体の状態の良し悪しで、その後の分化効率が左右されてしまいます。私たちは、胚様体形成法という中核技術をより確かなものにするために、培養器材や培地組成、及びプロトコール(培養手順)について、ハイレベルな研究をしています。

【iPS細胞の品質評価と標準化】
   iPS細胞は再生医療、創薬、及び疾患研究への利用が期待されており、全世界ではすでに何万株ものiPS細胞がつくられ、精力的に研究が進められています。ところが、樹立されたiPS細胞の性質は実に多様で、現状では「良いiPS細胞」についての明確な定義はなく、iPS細胞の評価法についても研究者の意見は一致していません。私たちは、iPS細胞評価のグローバルスタンダードを確立するために、最先端の研究に取り組んでいます。

▲ ページの先頭に戻る