生命環境学部長ごあいさつ

自然と社会との共生科学
「自然と社会の共生」を実現するために解決すべき諸課題に「生命・食・環境・経営」の視点から取り組む

 

生命環境学部長 黒澤 尋

ごあいさつ
平成27年4月より、生命環境学部長に着任しました。初代学部長(現山梨大学理事)の早川正幸先生の後任となります。どうぞよろしくお願いします。
さて、平成24年度4月に山梨大学4番目の学部として設置された生命環境学部は、平成27年度4月に4期生を迎えたことによって、すべての学年がそろう、 いわゆる完成年度を迎えました。生命環境学部は、地域社会の持続的繁栄を担う農学系や社会科学系の人材を育成する文理融合型の学部です。理系・文系の枠組 みを超えた学科横断的な取り組みにより、「生命・食・環境・経営」に関する実践的教育を行います。

 生命環境学部
本学部を構成する4つの学科(生命工学科、地域食物科学科、環境科学科、地域社会システム学科)は、生命・食・環境・経営分野の教育研究において互いに連携し、さらに医学部や教育学部とも連携した諸学融合の教育研究を推進しています。これにより地域社会から国際社会に至る普遍的な課題である「食と健康」及び「生命と環境」に関わる複雑で多様な課題の解決のために貢献できる人材を育成します。
具体的な教育研究の分野としては、まず前身の工学部時代からの伝統を受け継ぐ、微生物を有効利用するためのバイオテクノロジー、循環型社会の構築を目指した研究、多くの人材を産業界に輩出してきたワイン科学研究、地域から地球規模までの水問題を取り扱う流域環境研究などの実績のある分野があります。これに加え、農作物の栽培と食品加工、次世代バイオエネルギーの生産、発生工学技術を駆使した先端バイオテクノロジー、工学的アプローチによるiPS細胞の実用化研究、そして流通・経済、経営・政策、地域計画に関する社会科学などの研究分野があります。

大学院修士課程 生命環境学専攻
大学院修士課程「生命環境学専攻」を平成28年4月に設置する予定です。生命環境学専攻は、「生命・食・環境・経営」に関する教育研究を行う農学系の大学院修士課程です。本専攻はバイオサイエンスコース、食物・ワイン科学コース、地域環境マネジメントコースの3つのコースからなります。バイオサイエンスコースでは、生命科学及び生命工学に関する教育研究を行い、修士(農学)の学位を授与します。食物・ワイン科学コースでは、ワイン科学に関する教育実績に根ざした食品の原料生産、加工・販売、食の安全から経営まで含めた教育研究を行い、修士(農学)の学位を授与します。地域環境マネジメントコースでは、自然科学と社会科学の文理融合の立場から、環境・エネルギー、地域経済・企業経営・行政に関する教育研究を行い、修士(学術)の学位を授与します。

新コース「観光政策科学特別コース」
学部の新たな教育として、観光系の人材を育成する特別コースを地域社会システム学科につくります。観光は山梨県にとって重要な産業の一つです。平成26年の山梨県内観光客数は、初めて3000万人を突破しており、今後、富士山周辺だけでなく、地域全体の魅力づくりに全県を挙げて取り組んでいます。平成32年の東京オリンピック開催、平成39年のリニア中央新幹線の開通などを考慮すると、地域の観光ニーズは益々高まっていくと期待されます。こうした状況を踏まえ、山梨大学では、地域の要望にただちに応えるため、地域社会システム学科に「観光政策科学特別コース」を新設するとともに、地域食物科学科の「ワイン科学特別コース」を拡充して、観光に関する「地域志向型教育」を実施し、地域資源の観光への活用、地域資源の保全・保護と景観形成、観光プロモーション、地域の歴史・文化、異文化コミュニケーション等に関する知識と実践力を身につけ、地域のリーダーとして活躍し地方創生に寄与する人材を育成してまいります。

高校生の皆さんへ
生命環境学部は常に教育研究機能の強化に努めております。平成30年度4月には、大学院博士課程の設置も計画しています。生命環境学部は、未来の担い手となる、独創性と意欲にあふれる皆さんの教育指導を行い、一緒に研究できることを楽しみにしています。

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